発寒川での釣り①
長い冬眠を経て2月おもむろに新べらクラブJrの春は始まる・・・。
などといっても北海道の2月はバリバリの冬であることは言うまでもないところ、なにせ雪まつりが開催される月なのだから間違いはないでしょう。
世間一般では、冬真っ盛りのこの時期に、「お外で釣りをしよう」などという人は基本的には相当の釣り好きであることは間違いのないところです。
大人でさえ逡巡するこの時期に、なんとJr諸君も「お外で釣りをしよう」ということになるのだから、この釣りの持っている魅力の凄さは計り知れないものがあります。
基本的にこの時期の淡水系の釣りといえばワカサギ釣りです。
水面を分厚く覆い尽くす氷に穴を空けて、釣り糸を垂らす同釣りは、この時期の定番の釣りです。
見方を『ヘラ鮒釣り側』からに換えれば、どこの水面も厚い氷が覆っていて、いざ釣りをしようにも水面自体すら拝めないわけです。
ところがそんな時期でも救いはあります、札幌市近郊の茨戸湖水系に注ぐ、創成川と発寒川は水に動きがあることもあり、幸いにして氷は張らないのです。
特に創成川は厳寒期でも水温が10度近くと高く、茨戸湖水系のへら鮒がこぞって集まり、それを狙った釣り人で「冬なのに?」意外なほどの人気を擁しています。
一方で発寒川は、前出創成川ほどは水温は高くなく、この時期は4~8度ほどです。
それでも本湖の茨戸湖よりは水温は僅かに高いことで、へら鮒は遡上してくるようです。
ポイントになっているのは、発寒川の支流である東屯田川吐き出し水門付近(写真)で、同ポイント周辺は右岸が左岸に比べて30cmほど水深があります。
東屯田川吐き出し水門 (右岸側)
対岸(左岸)側よりポイント周辺を望む
といっても深いほうの右岸でも通常水位では0.5本ほどと、前出創成川(1.5本)ほどと比べるとずいぶんと浅いのです。
幸いなのは、釣り座はコンクリート護岸がされておりがっちりと担保されています。
足場はばっちり(右岸水門側上流部)
そうした足場の良さは安全性が大事なJr諸君の釣りには適しており、他の釣り場が堆い雪と氷に覆われているこの時期には、大変貴重な釣り場となっているのです。
さて「なぜこんな時期にあなたは釣りをするのか」を長々と弁明してきましたが、要は「釣りがしたい」「でも釣りをできるところがない」「おお有ったー」「そこそこ釣れるしー」結果、「毎年足繁く通う」という形になっているのです。
ということで、さてブログをご高覧のみなさんには「そこそこ釣れる」の部分は気になるところでしょう。
「そこそこ」の部分を以下、『過去のJr諸君の釣果写真』でご案内してみます。
超大型の尺半以上に関しては、カイの442が現在の最高ですが、過去には500の大台も出した方も現認しております。因みにですが、スギが472と450を釣り上げています、なお小さいほうの450をカイが手持ちした写真を参考まで申し上げておきます。
ココミ280
レン300
ココミ305
カナタ325
レン335
レン340
カナタ350
カイ360
アラタ375
カナタ380
ココミ385
アラタ390
カナタ390
レン395
カナタ395
カイ395
カイ407
カイ410
カイ442
スギ450(カイ手持ち)参考まで
もう少し同川の状況を暦に沿った形で解説していければと考えています。
次回は、発寒川2をお届けする予定です。
2016大沼遠征3
ここまで話は進んできたが、そういえばこの日がいつだったのかを明記していなかったことにいまさらながら気づきました。 何ともお粗末なるそれですが、遅れ馳せながらではありますが、2016年5月3日と4日の2日間のお話です。前々日(2日)の夜に札幌を出立し夜半に大沼公園に到着しそのまま車中で仮眠、朝(3日)になって(というよりも、実際は未明ですが)、コンビニで「山水ワンドで・・」とした情報を得ながらもなぜか地獄湾に入ってノー当たりの『地獄』を味わい尽くして、傷心のキャンプの夜を過ごしハァー・・・、結果はノーヘラですが長い長い1日でしたー。ところが、この日(4日)前回の記事通りに思わぬ拾いもので爆釣の半日となりました。雨風が皆の体に叩きつけるなか、尺半へらに心をすっかり奪われて夢中で釣りを続けたのです。正午過ぎには全員がぬれ鼠となって・・・。
朝の湖面は静寂でした
大沼の湖畔から車で10分ほどの距離に、チャップ○ン館という温泉施設があります。設備はなかなか充実しており、きれいで清潔感も担保されています。遠征の際にはよく利用させていただくのですが、同地を後にするこの日は、全員がぬれ鼠のまま直行となりました。体はすっかり芯まで冷え込んでいる子供たちですが、心はポッカポッカです。思春期の恥じらいもそこそこに、ドッボンと思う存分いい湯にもじります。「いいねー釣れたやつは、俺たちゃー体も心も芯まで冷え込んでますー」今回の遠征のサポート役の大人たちのボヤキが、湯気の向こうに吐き出されます。
「いやー俺震えたわー」「そうでもないよー」「オレ来年は50釣れると思うわー」等々、
来年もあの浮島に乗るしー
おれ多分やったよー、2枚目だから余裕ダシー
子供たちの楽しい思い出の反芻や威勢の良いお話をば小耳にはさみながら・・・、大人の事情が聞こえないふりをさせます。
大人たち全員が「来年こそ」と思いを馳せたはずです。悲喜交々ではありましたが、全員が湯につかりこの遠征の垢を落としたのです。 さて「風呂に入ったしー」ということで、今度は食い気が頭をもたげます。「よしまずは車で走って遅めの昼食というか早めの夕食を浜チャン○ンでー」ということで、長万部まで走って「総勢10名様ねーいらしゃーい」で、「食ったしー」。
お店の外に出ると、ちょうど首だし写真パネルが設置されており、「写真撮るしー」で、
レンの写真
カナタとゴウキの写真
カイとアラタの写真
こんな感じになったのですが、紅一点のココミは「恥ずかしー」らしく写真はありません。 食事が終わり外に出ると日は暮れております、満幅ですからたまりませんJrたちは爆睡タイム、なれど大人たちはそれとの戦いに・・・。毎回の遠征もこれがなければ最高なんだけどねー。
「じゃ高速乗りますー」組、「じゃ下道行きますー」組、に分かれてそれぞれ家路に就いたのです。
今回の遠征を含めて毎回の遠征でも、必ず様々な出会いがあります、一番出会いたいへら鮒との出会いは、日並みによるので所詮は『運任せ』なのですが、朝の忙しい時間帯に足を止めて、「山水ワンドで・・・」を授けていただいたことが、その時には気付けなかったのですが、実は大きなキーワードになっておりました。その言葉がなければこの遠征も「あーあっ」なんてことになっていたかもなのです。出会いの大切さを再確認させるには十分のそれになったのです。 2017GWの遠征も今現在、予定を組んでいるところです。はたしてどんな出会いが?、何よりへら鮒たちとの出会いはあるのか?
もしこのサイトをご覧になって「よーしおれも私も」となったJrを含めた方々は、まずはこの場を通して僕たちと出会ってみませんかー。
連絡待ってますよー気軽に声掛けしてくださいねー。
次回は「春は発寒川からだしー」ということで、Jr諸君が今まで釣り上げてきたへら鮒の写真を30cm以上に絞って連載していきます。
来年は2月から「発寒川での釣り」が始まります、この「春の発寒川」は釣れるへら鮒の型が良いことでは定評があります。
新べらクラブJrの諸君たちも、結構ここで良い型を釣り上げているのです。
次回はそうした背景もあり、春の発寒川を中心とした特集になる予定です。
前回のカイの40.8cm計測中写真を追加
2016大沼遠征2
とりあえず、子供たちを二班に分けました。
出来得るならばひとところに並んで「お互いを意識しつつ」の、釣りにしてあげたかったのですが、とにかく大沼は国定公園ということもあり、木を切るなどもってのほかなので、釣り座をキープするのがとても難しいので仕方がないところです。
カイ・カナタ・レン・アラタの4名を浮島の上に座を構えてもらいました。
ゴウキ・ココミの二人はボートに乗せて道路に向かって竿を振るポイントに座を構えてもらいました。
前者は、浮島ということで、兎に角大人を寄せ付けない、何かを手伝おうとうとするも、近くによると沈み始めるからだったのです。
子供たちの体重でさえ、時間の経過とともに沈み始めて、彼らの釣りに対する集中力を削いでいきました・・・「あーっ!!」大人ならそんな怒声を上げたかもしれないほどのストレスを浮島は生み続けたのです・・・、が!!・・・。
他方ボート組は、このゴムボートを固定するべく、スギは奮闘しました。ウエーダー装備で何本もロープを巡らせて小1時間近くかけてなんとか固定することができました。
「ふーっ」そ、その時、「なんか来たー」「鯉だー」「鯉かー」からのーーーー
「へらでしょー」ひとつ隣を挟んだ次兄のカナタの上ずった声がユース下ワンドに響きわたったのです!!「マジかオイ、アラタ慎重になー」意外なほどに当の本人はずいぶんと落ち着いていたようですが、ウエーダーでそこを目指して湖面を割り進むスギは完全に大人としての自制を失っていました。
いくら急いでも手伝うことは件の浮島です、叶うことなどはないのであります。20歩ほど進んだ中間地点で、遠目ではあったものの魚の気配はそのやり取りを通して感じ取れました。とにかく竿の曲がりは尋常ではない、それが水面下で抗い・反転・懸命の抵抗を繰り広げている。しかしてアラタの竿さばきがそれの尋常ならざる抗いも反転も抵抗も、それらすべてを『柳に風』で、捌いていく・・・。40歩を進んで到着したその頃には、勝負はぼぼ決していました・・・。後は最難関の越えなければならないハードルがただ一つ・・・、なれどこのハードルは合わせ直後と並んで一番の高さになります、最初と最後の両極端ながら、相手が大きければ大きいほど難易度が上がることは共通なのです。「兎に角時間をかけて、タモは深く沈めて・・・」心配は無用でした。 ずいぶんと落ち着いています、所作には完全な落ち着きがあり平素の教えもしっかりと為されていました。「入ったー」本人はもとより、並びのJr諸君もそして40歩をおっとり刀で駆けつけたスギを含めた皆で、“それを掛けてから飲み続けていた息”を、ほっと湖面に向けて吐き出しました。多分浮島は3cmは浮いたはず。
先週も見たけど470はなんどみてもねー
「とりあえず陸(浮嶋だけどー)の上でフラシに入れて計測は後のお楽しみに」どうせ浮島の上で近づけないのだから・・・、何より次の一枚を狙って・・・。
「ゴウチャンが来たー」背中越しのうれしい声に即座には振りかえることが出来得ないほど、体の自由度はなくなってきていました、息せき切った行きを、今度も40歩、またまた引き返さなければならなくなったのです(でもやっぱりうれしいー!!)。ボート組のゴウキが竿を満月に撓らせています。 「ボートの二人は兎に角どっちかが掛けたら、残りの一人は当たりが出てても必ず竿をあげなさい」言い聞かせてあったそれはココミによってしっかりと実行されていました(うん偉いぞー)。 ゴウキに向かってまたまた泳ぐようにウエーディングしていきました、道中何度も転びそうになるものの、何とか踏みとどまりてはまたを繰り返した40歩・・・。これもアラタのそれにも負けず「でかい」 何とかタモにも入りました。
フラシに移し一安心(残念ながらこのヘラは後にフラシの取り付けが悪く水落バイバイキーンおそらく42~43ぐらいと思われます)し、達成感を堪能する間もなく次の1枚を求めてボート組の釣りは再開されました。「オレも来たー」今度はカナタが満月に竿を絞っています。しつこいようだがまたまた40歩であります。精根尽き果てるほどの疲労感と、何より水中に立ち続けていることでの四肢の冷えは尋常ではないのに、ここでも「でっけー」の一言が気持ちと体を持ち上げます。
「やばいっておれマジ震えてるし」
カナタのへらは遠目に見ても尺半級にみえたからだったのです。ここから、浮島組の竿が曲がり続けました、ワンドの一番奥に入り一人へら群れの中心をやや外した感があったカイも、”流石の実力”できっちりと型物を釣り上げました。
「小さく見える?」御冗談40.8cm(カイ)ですぞー
6人のメンバーで型を見ていないのは、浮島組のレンと、ボートのココミだけになりました。 あまりに両隣との差が出ていることからレンの釣りを遠目で観察すると、どうやらウキがあっていないように感じ、アドバイスをするとやはり大きく狂っていました。慌てて調整を済ませるも、この時すでに遅し、で好地合いは一気に崩れ始めており、かてて加えて雨風が強烈にたたきつける天候になっていったのです。あまりの大荒れで、ボート組の安全が怪しくなり、風裏に異動させることにしました、ここでも舟着けにはやや難儀しましたが、異動後程なくゴウキが写真のそれを掛けたのです。
水面下のヘラ薄らですが見えてますよねー(ゴウキ格闘中)
奥に見えるのが浮嶋組でーす「おーい」
で、こうなりました45.7cm尺半ですが何か。
写真にうっすらと水面下の巨べらが写りこんでいるのがわかるはずです。
レンとココミは最終版まで頑張りました。本当に頑張ったんです、が、流石にこの日の天気は厳しく、雨と風のダブルパンチで二人を含めた皆の集中力は昼前には限界になっていました。それでも紅一点にして最年少のココミは誰よりも最後まであきらめませんでした。残念ながらこの日はヘラの神様は微笑まなかったのですが、あえて彼女の頑張りを『根性』と結んで深く記憶の襞に刻んでおくことにします。近い将来、ここで大型を仕留めたときこの日頑張ったそれがあったからと彼女に伝えたいからです。全員がパンツまでびしょ濡れで迎えた最終日の釣り、さあーこれから検寸と写真撮影の始まりです。まずはこの日最大の47.0cmを釣り上げたのは、浮島組最ワンド出口よりのアラタ、
47.0cmすごい魚体です
第2位は46.4cmの浮島組出口3人目のカナタ、
カナタの3枚の尺半
第3位は異動後に釣り上げたボート組のゴウキ45.7cm
ゴウキの尺半45.7cm
第4位は、へら群れの中心から外れる不運に泣いたが実力はピカ一のカイ40.8cm
計測中の写真がないので再度登場40.8cm
残念カイとココミはノーヘラに沈みました。なおカナタが尺半3枚、ゴウキとアラタが1枚づつで、この日この小さなワンドで5枚の尺半が出たことになります。そのほかでも40Upということなら、カイ、ゴウキ、カナタも釣り上げており、新べらクラブJrとしては記録的な釣りになったのです。なお引率の大人諸君は、藤田氏がかろうじて43をゲットしたもののスギをはじめ何とも情けない遠征になってしまいました。最後の写真は、釣れなかったココミとレンには借り物でのそれにて、全員の『あの日』の思い出に手持ち写真を撮ったものです。
この笑顔がこの日の釣りがいかに楽しかったのかを物語ってませんかー
よく見ていただくと、ココミのヘラ鮒は黒子が手持ちしています、これは「さなか無理―」のココミならではなのですが、逆に考えると「さかな無理―」の小学5年生の女の子でも、へら鮒釣りはできることを雄弁に物語っています。
このブログをご覧になって興味をもたれた方々は是非連絡してほしいのです。「釣らせます」絶対に!!何よりJrは1年もあればすぐに釣ります。47.0cmを釣り上げたこの子どもたちは現在中学1年生、ゴウキ・カナタ・アラタが小4から、レンとカイは5年生から、ココミは小3から竿も振れないところから始めて、今日に至っているのです。
さてさて記念写真に写った皆のおパンツが実はびしょびしょだったことは前述の通り、「このまま車でサッポロ-!!」は無理があります。
ということでまずは温泉に直行するのですが、『序・破・急』、破の段はここまでとしておきます。釣りばかりじゃないJrの活動、次回『おれたち風呂入るしー、腹も減ったしー、写真も撮るしー』をお待ちくださいませー。
2016大沼遠征
前回予告の「月形攻略はなったのか?」実は結論から言うとならなかったのですー。 特段の見せ場もなかったこの日をとりあえず1行で片付けて、今年一番の釣りになった『あの日』を振り返ってみることにします。
2016ゴールデンウイーク、道南函館の大沼への遠征をしました。おっと正確には七飯町の大沼でした。
実は前年度も同沼へは同時期に遠征しています。その時の成果はカイが40UPをしとめたものの、後は鳴かず飛ばずで大人4・子供3名は討死となったのでした。
お見事カイの426(2015年) ・・・の陰で笑顔で死亡
ただ、「ロケーションは最高」「雰囲気はメチャ良いね」など、結果的にみると翌年の『あの日』に繋がる何かをJr諸君はもとより、大人たちの心にも植え付けてくれた遠征になったのでした。
この感じは独特ですよね
という、不発の遠征を経て1年後の今年の『あの日』ですが、今回はJrメンバーフル出動で、カイ・アラタ・カナタ・ゴウキ・レン・ココミの6名が参加しました。
現地入りは夜明け前に到着しました。
取り敢えずは車中にて仮眠をとり、夜明け少し前にまずは朝食を仕入れるために大沼公園駅前のコンビニに到着すると・・・、いますいますへら師が・・・。
というよりもへら師しかいません、ハイいつもながらなんでしょう、真夜中のコンビニの人口密度ではありません。
と日研秋田の方々がいるではありませんか、早速「おいらたちも日研なんだべさー」、と話しかけると同じ日研のよしみで「昨日は○水ワンドのササ○ブ前で17枚出た人がいる」との物凄い情報をいただけました。
そんな貴重な情報が、実は『あの日』の複線になることは、この時点では知る由もなかったのですが・・・。
「まあ取り敢えず」と、鹿園に入って情報収集に努めましたが、存外に人が入っていません。
「ああダメなのねー」ということで、Jr諸君でも比較的釣り座を構えやすい、且つ前年カイが実績を出した、地獄湾へ全員で入ることにしました。
当たり無いねー、 ま、まさか携帯ゲームですかー?
で、この日は、ほぼなーーーーにもなく終わりを迎え、夕刻キャンプ場に入って野営しました。
実は夜の帳が降りてから雨が降り出し泣きっ面にハチとなったのです。
翌朝は”釣れないのに頑張った前日の疲れ”が仇になり全員が寝坊をしてしまい、雨の中降る中エンジンの掛りが悪いスタートとなりました。
じたばたしても始まらないぐらいの寝坊であったため、がっちりと情報収集をしようとあちこち回ることにしたのですが、残念期待したハタキは「全くー」でした。
とここで、「そうだ『○水ワンド』がどうとか」を思い出して、同地に向かうとこれが人っ子一人いません。
同地では、釣果の指標の一つとなる釣り人の姿は、前日の釣果を雄弁に語ってくれるのです。
「はぁーダメかー」とここで、「ホントウニダメ」「ギモヂワルイ」、前日の鯨飲馬食が災いし、スギはユース下付近で一人車を下ろしてもらい歩くことに、「じゃコンビニで朝飯仕入れてきますー」とメンバーが大笑いで去っていく中、スギは一人湖畔を青ざめた顔でとぼとぼ歩いていると、おや今「ガバッ」とか音しませんでしたー。
いやいや、気のせいでしょー?
「ガバッ」極散発ですが、水没した柳の枝周りで魚の気配があります。
車に乗っていては絶対に気付けない・・・、しかしてその命の営みはしっかりと刻まれています。
「鯉ー?」じっくりと観察してみると魚の正体は「鯉じゃな―いイェッ」、そうなんです正体は探していた恋人!!『へら鮒』しかもこれが実に「デカイ」のでした。
瞬間で青ざめていた顔色に朱が差し生気がみなぎるから現金なもんです。 Jr諸君を含めた皆がコンビニから戻ってくるのが待ち遠しいところですが、兎に角、「座を構える場所があるのかどうか」、辺りをウロウロと探っていくと、実はこれが道路から奥まったところでは結構なハタキが見られます。
釣り座も何とかメンバー分は確保できそうなので、帰ってきたJr諸君を2手に分けて座を構えてもらうことにしました。
と言う事で「ここからいよいよ本番に入る」といったところで、勿体付けて次回のお楽しみとしておきます。
次回予告!!「鯉だー」からのぉーーーー
「へらでしょー!!」にご期待ください。
そしていきなりこれが来ます!!
多分『序破急』3回に分けてお届けします―!!
まさに今回は『序』のココロダー
晩秋の中津湖(通称砂取り沼)は、どんなもんですかー [現在]
北海道の秋は大変に短いのです。10月も末のこの時期は日によって秋と冬がせめぎ合います。
この日は朝の気温も氷点下までは下がらず、ままっかろうじて秋といった一日ではありました。
前日、新べらクラブ会員の松澤氏と小林氏が「50枚超えも出た」との情報を得て、中津湖(通称砂取り沼)へ、Jrを伴って釣行をしました。
流石に、「前日好調」の情報は伝わっているのか、ホソは人気です、特に前日70枚超えも出たらしい奥は超満員でした。
色とりどりのテントが並んでいました。
と言う事で、入座は偶々開いていて、前日松澤氏と小林氏が好調だったホソの入り口に、入り口側から奥に向かってカナタ・レン・アラタで並びでました。
やったー絶好調
開始後程なく竿を曲げたのはカナタで、ポンポンポンと順調な出だしでした。
ところがレンとアラタはウキがなかなか動きません。
どうやら入座が馬の背にあたったようで、好調のカナタのポイントからみるとウキ1本ほど浅いのが原因のようです。
「お馬さんなんて嫌いだー」
ただこの時期は浅い方が、マブは寄り切らないものですから、アタリさえもらえればかえって釣り易くなるはずですが如何に・・・。
「やっと来ました」、遅れること1時間強、遂にアラタの竿が曲がります。
相変わらずの“竿をむやみに立てない”きれいな竿捌きでへらをイナシ、めでたくタモイン、しかして表情はその“遅れ”に不満なのかやや硬いところでしょうか?
後はレンなのですがこれが、兎に角基本的にウキが動きません。
気になりスギがアドバイスを続けてみましたが、これがなかなか結果に結びつきません。
「タチもキッチリ測定をした」とのこと、タナもトンボの位置からみれば問題なさそうです・・・。
「うーん、あれっ」隣のアラタのウキは微かにですが右に流れています。ところがレンのウキは全く流れていません。
「タチは間違いない」とのレン・・・。
「やっぱり変だからタナ取りをもう一度」と彼を促すと、ジャーン『タナ取りセットー』。
タナ取りゴムは粘土状のそれで、コンビのフロートも・・・。
しかしてこのフロートはどう見ても「タナゴムに不釣り合いなほどの浮力を持っている」と、スギの目には映りました。
そこでタナゴムを装着したまま、フロートは付けずにタナを測定させると、15cmほどタチは浅いことが判明しました。
まあ例会でもないしー何とかこの時間にわかったのでー、ご愛嬌でしょうか。
再測定後は、上針トントンで気を取り直し僅か2投目でお見事ゲットー!!。
タナ取りはご愛嬌、前に向かって進みましょう(レン)
まあこの時期のへら鮒釣りの『セッティングの大切さ』を本人もまた両隣りに座ったJr諸君も再確認できたので、収穫有としておきましょう。
好調のカナタは相変わらずで、10枚を軽々と越えて内緒ですが隣の大人をダブルスコア―でブッチギっていますし。
レンとアラタのウキもへら当たりを貰っているので、ここで監督のスギはお役御免!!
大沼入り口の砂浜で西風が強くなった3時前ごろまで4時間ほど竿を振り数枚をゲットしました。
さてJrはと戻ってみると、カナタが32枚まで数を伸ばし、レンとアラタは17枚とのこと、釣れ出しが遅かった二人ですから、釣れ出してからは3人のペースはほぼ一緒といったところでしょうか。
これも内緒ですが、大人の一人は遅れて始めて38枚とのさすがの釣果でしたが、もう一人は10(内緒なので半角です)枚らしく、ダブルどころかトリプ・・・。
秋は深け行き、世代は若返る?。
輪廻転生、しかして冬は来るけど、また冬来たりなば春遠からじです。
大人の捲土重来があるのか来週は最終?プラスαの月形「なーんちゃんて例会」が小沼限定で開催されます。
多分、底釣りがメインとなります。タチも深くなり、2本から3本の底釣りですから、しっかりとした底立てが釣果の上では重要な要素となります。
レンに限らず、大人を含めてさてどんな釣りになるのか?
次回月形攻略はなったのか?を、お待ちください。
第12回例会月ケ湖(マリア園沼) [現在]
この春Jrメンバーの主力組が中学進学し、それぞれ部活を始れたようです。
体育系ではアラタ・カナタが卓球を、カイがバスケ、レンは小学校から続けているサッカーを、そして文化系ではゴウキがブラスバンドに・・・。
当然のことながら練習や試合などは密度の濃い薄いはあっても、付きまといます。
これによって、もう一つの部活動、へら鮒釣りへの参加率は大きく減ったのです。
と言う事で、今回は部活の合間を縫ってレン・カイ・ゴウキが参戦してくれました。
一方で出席率の高いアラタとカナタの二人は、「大会がある」と言う事で不参加となって、全員参加は今年に限ってはなかなか成立はしてはいません。
「ゴウチャン久し振り―」「元気だった―」集合場所での会話もそこそこに、駐車場階段下に、レン・ココミ・ゴウキの3人が座を構えました。
ハスの横を狙う、そしてカラツンに悩むレン
「鮒っしーじゃなく、フナッシ-」、へーそうなんだー
寒さに弱いゴウキは、だるまさん状態です
カイはワンド奥の遠き場所を目指して「歩け歩け」と、足で稼ぐ作戦を取りました。
「バスケ一回戦で負けて」、参戦できたらしいカイ
序盤早々にアタリを貰ったのはレンで開始早々に「カラツン喰らった」を連発していました。
隣に入ったココミはっと、早々にスギの車で「お花を摘みにコンビニに」行くことになりました。
ゴウキは、「ジャミの弱いアタリ」があるものの、この時点ではへらの気配は薄かったようです。
遠くワンドの奥まで歩いたカイは、アタリ無い系の釣りでスタートしたようですが、程なく「でっかいウロコ釣った」とのことで、「バレてまたアタリ無い系に突入」したようです。
へら鮒釣りとは、ついついウキばかり眺めてしまいがちですが、気づけば晩秋の月ケ湖(通称マリア園沼)は、紅葉も見ごろとなっており、季節の進みの早いことを改めて実感させられました。
今年の紅葉はいまいちですか~。
一番槍は「カラツン」のレン君で、写真撮影で奥のワンド越えに足を向けていたスギの携帯に「20cmぐらいかなー」との、嬉しい報告が入りました。
「これで悪夢のしのつ湖」は回避できたことになり一安心といったところですが、最終例会からですが全員が釣果ありで、有終の美を飾りたいと、ってカイもゴウキも釣ったとの情報が程なく入ったのです。
と言う事はココミが竿を曲げてくれると、全員そろってになるわけですが、さてどうなりますか。
9時過ぎにスギも釣り座を決めて「遅れ馳せ」で、竿を振りました。
なかなか、アタリを貰えない釣りで、いろいろと工夫は凝らしましたが4時間が経過した午後1時やっと1枚をゲットできました。
この時点で残り1時間、スギは即止め(オデコ回避できた―やったー)で、釣れていないココミのところへ応援に向かいました。
状況を聞くと、「だんだんアタリが少なくなってきている」とのこと、いろいろとアドバイスなどを授けましたが、状況は好転せず、残念『次こそ』に沈んでしまいました。
優勝したのは、歩いたカイで6枚を釣って2K弱、カラツンのレンは4枚を釣り上げて準優勝、3位に「久し振り―」のゴウキが2枚で入りました。
カイの釣果(6枚)、尺上も1枚入っています(あれかな)
今回はイマイチの釣りになりましたが、実は例会は「あと一回」、月形小沼で『なーんちゃって例会』が11月6日に開催されます。
多分、底釣り例会になるはずです、エサに仕掛けにと工夫を凝らさなければ、なかなか釣果につながらない厳寒期の繊細な釣りですから、地力が試されるところです。
ゴウキも連続参加の可能性があり、だれが来てどんな例会になるか?、大変に楽しみなところです。
さて次回は、『なーんちゃって例会』かく戦えり!!
厳寒期の繊細な釣りをJr諸君はどうやって攻略するのか、お楽しみに―!!
28年度放流と第11回例会 [現在]
Jrメンバー諸君にはへら鮒釣りに関するあらゆることに関わっていてほしいと考えています。
その中でも、毎年繰り返し開催されている日研北海道地区主催の放流事業は、特に普段握りしめている竿を置いてまでも、参加するべき大切なそれであるのです。
そうなんですへら鮒釣りの主役は、「実はへら鮒なんだ」と言う事を再確認する催しでもあるのです。
ともすれば『釣り人が主役』と考えがちですが、へら鮒がそこに居なければこの釣りは成立すらしません。
そうしたことが底流に流れているから、へら鮒釣り人は、へら鮒は勿論のこと取り巻く環境全般を大事に守ろうとします。
こうした『想い』を同じくする多くの人の協力があり、またそうした多くの人の『想い』そのものが乗せられていることを、是非Jr諸君に知ってもらう、そんな日だからなんです。
はるばる大阪から40時間これに載って来たんです。
実施日となった10月9日、この日は生憎の天気で断続的に冷たい雨が降っていました。
幸いにして、実際に放流がなされている間は比較的雨にも当たらず、また熱き協力者のみなさんのお手伝いもあり、何とか全行程を無事に完了することが出来ました。
Jr諸君も放流車の上に乗って写真を撮っていました。
「あれデカイかも」「あれで何キロかなー」
さて翌週となった、10月16日、大型必至のしのつ湖の例会が開催されました。
参加はアラタ、カナタ、レン、ココミの4名です。
前日の状況は・・・、釣り人は1名のみ「状況を」と伺うと「ウグイだらけ」らしく、モジリも「朝から2回見た」だけとのこと・・・。
暗澹たる気持ちで臨んだ、例会ですが、最初から負けを意識したそれで臨むと何事も・・・、ですからメンバー諸君には、「前向きに」とのエールに似たアドバイスをしました。
大場所ですから、南風予報を考慮して南側オンドマリ周辺に4名が座を構えました。
ココミはおしとやか
カナタ、アラタ、レンがクルミの木横に並び、ココミは指定席の増田師匠の横、布陣でスタートしました。
この日の天気は幸いにして良く、気温もこの時期としてはかなり高めでした。
心配したジャミもそれほどでもなく、へらさえ寄れば何とかなる状況でした・・・。
釣れそうなんだけどねー
ただねー、そのへらが寄らないんだな―これが。
スギもサポートで開始から3時間ほどは写真撮影を兼ねた応援をしましたが、へらの気配は?「バラシター」、開始後1時間ほどでレンが『らしい』のです。
これは!!、しかして見せ場はここまでなーーーーーにも山場がない釣りで、13時半ジ・エンドとなりました。
まあこの日のメインは増田シェフのカレーうどんです。
細やかな気遣いのできるココミは、しっかりとお手伝い
こんな時男の子はダメだねー「見てるだけ―」らしい
メニューを任されたチームと、南側駐車場周辺のゴミ拾いをする舞台に分かれて、それぞれの職務をこなして「いただきま―――す」、釣れなかった人も釣れた人もハフハフ・ホフホフ、笑顔が絶えません。
喰うのは任せて!!
釣りは楽しいけど、仲間と過ごす時間はもっと楽しいものです。
Jr諸君もいつかは大人になります。
育てられる側から育てる側に・・・、この楽しさも是非伝えてほしいものです。
次回は月ケ湖(ツキガウミ)通称中小屋マリア園沼の例会が、次週に開催されます。
ゴウキも参加するようです、みんな2回分釣るぞー。
次回マリア様や果たして微笑むのか?マリア園沼例会の報告の予定です。
ある程度の道具と何よりは情熱
2014年、『新べらクラブJr』を立ち上げたこの年、中心となった子供たちは小5でした。
実はこの年に至るまでに、慣らし期間とでも言ってよいのか、準備期間として月○町の学童保育のチャンネルでの、へら鮒教室があったことは前出の通りです。
兎に角、2014年『Jrのみの釣会』を立ち上げ、その火蓋は切られたのです。その年の4月末に見切り発車でスタートし、何とか恰好がついてきた6月初夏、アラタ・カナタ・ゴウキの3人の生え抜き会員を連れて、月形皆楽公園の小沼で遊び釣りをすることになりました。
子供たちの釣り台は往時マタギの台です。
しかも安全第一は必須項目ですから、足場が良いことを考慮に入れると、必然的に同地で竿を振ることが多かったのです
左がアラタ・右がゴウキ、マタギの台で竿掛けと万力は手作りです
カナタの服はいつも特にゴテゴテでした。
今では、多くの方に釣具の寄贈をいただき、全員が胡坐の台に座って竿を振ってはいます。
竿掛けや万力など随分立派なそれに代わっていますが、往時はこうした道具類を揃えてあげることには大変に難儀していました。
何よりJr諸君の体は、未だ・・・であること、つまりはたとえ立派な道具類を持っていたとしても、釣り座まで自力で運ぶことが出来なかったのです。
往時に求められた釣具は、何より軽く嵩張らず機能的で且つ安価であることが第一で、そうした側面から竿掛けとタモは100円ショップで、揃えました。
釣り台と竿は、前出の釣り仲間からいただいた竿やマタギ台の寄贈がありましたので、何とかなったのですが、苦労したのは万力でした。
このころのスギはホームセンター通いが続いておりました、たまたま見つけたアルミのパイプなどをいろいろ組み合わせて、何とか3名分の道具を繕いました。
今では皆一様に良い道具が手に入って、全く使わなくなったこの万力やタモや竿掛けなど・・・、実はその道具類にこそ子供たちの往時の成長の軌跡が詰まっているのです。
手作り万力は製作費500円はかかっていない筈
また写真を良く見ていただければわかるのですが、往時の子供たちはタオルで手を拭くことさえしていません。ご覧の通りに、いつもズボンやTシャツはゴテゴテです。
その都度何度も注意したのですが、なかなか治りませんでした。
敢えて良く解釈すれば、それだけへら鮒釣りに夢中になっていたと言う事でしょうか・・・?
この日は、初夏の月形という好時期に恵まれてそこそこの釣果に恵まれました。
天気は曇りでしたが爽やかな一日でした
皆一様にいい顔をしています、多分この笑顔に後押しされて、手作り万力や手作りタモ、竿掛け等を、エイヤーと作ってきたのかもしれません。
竿掛けの上下は黒ノブで簡単です
参考になればと、稚拙ながらそれら道具類の写真等々を掲載しておきます、作り方などご不明の向きはメールをくださいませ。
もしこのブログをJr諸君が見ていたなら、Jrの先輩たちも「なーんにもなくって、なーんにもできない」ところからスタートしているのだということを見てほしいのです。 また、これからJrを育てたいと思っているスギのような方、必要なのは道具ではなく、ただ一つ双方に「へら鮒釣りが好き」この一点のみさえあれば・・・、そのことをこの場をお借りしてお伝えしたいのです。
「始めてみようかなー」、歓迎します。面白いか面白くないかやってみなけりゃわかりません。
お試し期間で構いません、いつでも手を挙げてください。
最後に一言、Jrに沢山の道具類を寄贈いただきましたみなさん、この場をお借りして心から御礼を申し上げます。
いただいた道具類は彼らの成長に合わせて頃合いを見ながら手渡していってます。
お陰様で、中1になった彼らは今では大人と変わらない道具で、へら鮒釣りを日々楽しんでいます。
その成長ぶりは、釣技も体力もそして心も・・・、写真にそれが写りこんでいたら嬉しいところです。
秋キャンプも楽し [現在]
「キッ、キャンプですか?」「今週末は若手会員のミニ例会じゃなかったでしたっけ?」
週初めに『週末キャンプ』のお誘いがあり、キャンプ好きの新べらクラブはJrと合同の秋キャンプ(安芸ではありません)をすることになりました。
実は新べらクラブJrを支える新べらクラブにはキャンプを統括する部長が存在します。
ミスターM氏としておきましょう、彼は3つのテントと5指に届かんとする寝袋を所持しており、しかもキャンプでの食事のレパートリーは・・・。
と言う事で土曜日の3時過ぎに月形キャンプ場に新べら6名、Jr4名が集まってまずは3つのテントを張って、すぐに部長の“仕込”は、始まったのです。
「下茹、面取りはしてある」とのヒントは出たもののさて今夜のご注文は?
部長!!仕込中は居酒屋のおやじ然?ですか
2つの鍋に自宅で下ごしらえしてきたらしい食材を次々に放り込んでいき・・・、酒は日本酒の燗をとのこと。
確か、メニューは『おでん』とのことだったはず、キャンプで『おでん』なんてまさに驚天動地のそれです。「和風キャンプ、味の武士道やー」ヒ○マロならこんなコメントでしょうか?
「えーっ、自宅で串打ってきたー」「その焼き鳥って既製品じゃないのー?」今シーズンから焼き場主任を拝命したサードK氏はこともなげにこう言い放ちます。
「普段から焼き鳥はモモ肉ブロックを切り分けて串を打って」「いや、この方が旨いんですよねー」「あ、あっ、あー」二の句が継げません、キャンプマスターのツートップの凄さときたらハイ
ままっ、そうして始まったキャンプです、焼き鳥を片手にもう一方には、良く出汁の効
いたおでんの入った小皿、子供たちの食は爆発します。
夕方は暖かかったんですが・・・ 夜はサブッ
大人たちは、自宅の晩酌よりも充実した肴をハフハフ頬張り、絶妙な塩梅に燗の付いたそれを胃の腑に納めていきます。
大人の夜は長く子供のそれは短い・・・、って釣蔵さんあらため日本夜釣の会会長が釣り台をセッテイングしているではないですか?
子供たちには最高のオモチャが仕立てあがったのです。
なんか写りこんでませんよねー
“会長”のお手本で、中べらが上がったところで、カナタにスイッチ、その後は彼の独壇場になったようです。(新会員入会か?)
食には終わりはあれど、飲には終わりはありません、焼かれるものがなくなった焼き台には、サードK氏の自宅で使われている薪がくべられました。
そうです、キャンプファイヤーの始まりです。
火とは幻想的です、漆黒の闇が、瞬く星空が、そして何よりアルコールが、”より一層”を際立たせ、どこか心の奥底に仕舞い込んでいたあの日を思い起こさせてくれます。
そうですキャンプファイヤーをバックにフォークダンスを踊り・・・、えっいまどきはキャンプファイヤーも、エーッフォークダンスは死語なの、ヒップホッ「なんだそれ」
くーっ昔は良かったなー。
大人の郷愁も子供の夜釣への興味も、すっぽりとテントが包み込み翌朝を迎えました。
例会じゃないので和やかムードか
今回はあくまでもキャンプがメインではあるのですが、まあ「月形まで来てノー釣りは不自然でしょう」ってことで、遅い朝食を済ませた11時頃から旧ゲートボール場にて、赤橋左大人同右Jr、ってことで1時過ぎまで竿を振りましたが、Jrはノーヘラ、大人は良い人で6枚の釣果でした。
2時頃に一時中断、テントを片付けてその後は夕方少し前まで竿を振りましたが、はぁー上昇せず、今回の週末はあくまでもメインはキャンプ!!を再確認した形でした。
おいおい、お前はいつも喰ってるなー
次回の部長のメニューはパエリヤ?との噂もあり、さてこのキャンプは春の大沼遠征とともに“恒例行事”に格上げされるのでしょうか。
子供たちと管理人のように、お手伝いもせずただただ鯨飲馬食の一本道を歩む者には「もう一丁」ですが、ご負担の多いM部長とサードK氏のモチベーションははてさて、来年の今頃「パエリヤ爆ウマです―」とかアップできるか?
うーん楽しみなところです。
さて次回は『Jr放流を手伝う?』こうご期待のほど!!
ウグイの花月沼、不調の月形
第9回例会は9月11日に花月沼にて開催されました。予想通りにウグイがてんこ盛りの釣りになりました。
主催のスギは実はこの日遠く静岡県で日研の会議に出席しておりました。
他の会員でも仕事などが入って随分と欠席もあったようです。
またJrの参加者もこの日はカイ、アラタ、カナタの3人のみでした。
と言う事で例会開催地となった花月沼全体では、大人5名Jr3名の合計8名の釣り人でやや寂しい貸し切りになったようです。
例会開始後は兎に角ウグイの猛攻に合ったようです、スギが会議前の7時過ぎに静岡から電話にて、片岡会長や藤田さんに連絡を取ると、「上から下までウグイでビッチリ」とのことでした。
沼の川側の中央付近に並んで入ったJr3人はやはり相当のウグイに悩まされていたようですが、最終盤にドボンを選択したカイが、しぶとく2枚を釣り上げて見事今シーズン3度目の優勝を手にしました。
ウグイがなー
こんな時でも釣る人は釣りますカタオカ会長の検量
検量バック使わなかったなー、オレも―
さて続いて9月23日、第10回月形皆楽公園沼の例会が開催されました。
この日のJrの出席はアラタとカナタの兄弟のみとちょっとばかり寂しい釣りになりましたが、逆に考えると釣ればその瞬間2位以上が確定します、果たして二人のトップ争いはどんなことになったんでしょうか。
前日までのプラでは、旧ゲートボール場で、松澤さんが“いい感じ”の釣りをしたようで、この情報に従いアラタが同ポイント赤橋の右にカナタが同左に座を構えました。
8時前ごろ偵察と写真撮影をするためスギが彼らを訪問すると、「12枚」とアラタが「2枚」とカナタが教えてくれました。
「12枚」らしいアラタ
「2枚」と沈みがちのカナタ
どうやらアラタは底釣りを選択していたようです。
この日はプラの結果のままに全般に竿は立っておらず、アラタの12枚は立派な成績でした。
またこの時カナタの左隣に入ったMさんはノーヘラだったので、2枚とのカナタとて実は大健闘としたところでした(ちなみにスギこの時点で4枚はぁー)。
さてこの後は、アラタはリャンコを含んで8枚を追加し、カナタは尺上を絡めた型で重量を伸ばしました。
結果は前半の貯金を守って、アラタが20枚まで数を伸ばして、今シーズン2度目の優勝を飾りました。
「前日は釣れた」良くある結果ですかークゥー
次回は放流事業の翌週となる10月16日、大型必至のしのつ湖が待ち受けています。
大型と言えばアラタなのか、今シーズン既に年間優勝を決めているカナタが「もう一丁」なのか、出れば勝つ!!カイは出るのか?例会初優勝を狙っているココミが・・・。
各自がそれぞれの思惑をぶら下げ、その日は果たしてどうなるのか?
次回は『放流事業とJr』をお届けする予定です。