2017初釣行にして
新べらクラブJrメンバーの2017シーズン初釣りが、2月5日(日)、茨戸湖にてスタートしました。
最高気温2度、水温4度、この時期としては随分と暖かい?釣り日和の当日でした。
前日に立春も迎え、当日の日並に勘違いをしそうなところですが、実際は北海道の2月初旬は完全無欠の冬真っ盛りです。
釣りといえば早朝開始と相場が決まっているところですが、北海道のこの時期の早朝は酷という他ないほどの気温になります。
その日の最低気温は概ねこの時間帯に記録されることが多いからですが、この日もその最低気温は5度を記録しました。もちろん言わずもがなマイナスです。
幸いでした、たまたまこの日の冷え込みは、前述の通りに比較的厳しい日ではありませんでした。
そうした状況をガラガラポン、Jr諸君の体力などを考慮し、この日の釣り開始は、午前11時過ぎに現地到着し道具立てを済ませ、エサ打ち開始は12時ころからでした。
この時期の、極々常識的な釣り開始時間です(早朝はムリです)。
時には途方に暮れるような出来事は置きます、(前日の惨状)
何が起こったのか?また誰なのか?ご想像にお任せします
写真はヘタですまあそれでも顔を写し逃すほど・・・ 。
この日参加したJrメンバーはアラタ1名で、彼の仕立ては16尺バランスの底釣り両グルテンです。
ポイントは茨戸湖のシャトレーゼ・ガトー○ングダムさん前の雑木林突端です。
タチは1.3本ほどと、浅いポイントなのですが、水に動きがあることが良いのか、過去の実績は十分すぎるほどのそれがあります。
ただやや時期は尚早なことは間違いのないところで、実際この日前に同ポイントへの入座の形跡は皆無でした(雪が積もっており足跡が残っているはず)。
因みに過去の実績としては2月中旬以降には、束釣りも十分に可能であり、同ポイントの必要条件の南風を満たした日は「釣り人が入っていない日はない」ことになります。
基本的にこの時期の北海道の止水域の釣りは、ワカサギの氷上穴釣りが定番です。
釣り座の正面は写真の通りに同釣りのテントが賑やかな状況なのです。
竿掛けの向こうにワカサギの氷上穴釣りの色とりどりのテントが・・・
そうなんです、野池の口開けは4月の中旬で、それまでは氷が分厚く水面を覆い尽くしているので、他の釣りはへら鮒釣りを含めて根本的にまったく不可能なのです。
ではなぜ「できないへら鮒釣りができるのか」というと、流れなどいくつかの条件が揃っているからで、その流れの源になっている潮の干満が、海からの距離がそんなに遠くないことを地図以外でも教えてくれます。
風は微風、空には雲もなく日差しはサンサンで、釣り座を構えた直後は「暑い」ぐらいの感覚を覚えました。
あっという間に1時間が経過しましたが気配は残念ながら皆無でした。
何かが起こったのは、午後2時半前ごろだったでしょうか、スギのウキになじみ際の変化が2度続けて出た直後、うっすらと抑えたような感じに、半信半疑で聞き合わせを入れると、なんと2017シーズン初べらが乗りました。
たっぷりと時間をかけ至福の時間を堪能し、なんとかタモインし3mほど離れた左隣に座を構えていたアラタに「来たぞ、これからこれから」と声をかけました。
尺1強ほどのへらです
「アラタ来たぞー」って無視かい!!
思春期のテレもあるのか意外に反応は薄いのですが、微かな笑みの向こう側にチラリと闘志が垣間見えたような気がしました。
その後彼も懸命なエサ打ちを続けたのですが、へらからの反応は貰うことができずに1時間ほどが経過した午後3時半ごろ、アラタの右隣F田氏が掛けました。
気になるけど気になるけど・・・気にしない
実はこのへらをゲットする直前に、1枚バラシていたこともありいつもより一層慎重な竿さばきが彼をして為させました。
その甲斐もあり、見事タモイン2017の初へらをゲットとなりました。
ということで両隣がゲットしているのですから、これでアラタに力が入らないはずはありません、彼の竿さばきに力がみなぎります。
ほどなくスギが2枚目を追加し、F田氏が数枚のバラシをするなど、Jrの初べらゲットの期待はドンドンと高まりました・・・。
しかしてこの日の彼はチャンスに恵まれず、「来週、来週」の言葉を残して後片付けをすることになったのです。
当日座を構えた同ポイントは、この時期に釣果が見込める数少ない場所であることから、貧果とは言え型を見たことは、「来週以降は混雑で入座はムリ」は必至となります。
ホームグラウンドの発寒川へ場を移して、いよいよ今シーズンが始まることになりそうです。
時期尚早は確実なので、果たして次回は、『Jr諸君の2017初へらゲット』をお届けできるか?は微妙です。
まあ結果はどうあれ、その日の様子は次回アップする予定です。
オレンジ色の防寒着1日で乾くんですねーF田さん!!いやいや独り言ですハイ