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ジュニア・ビギナー大会翌年

  前回は、新べらクラブJrの建立前年の2013年ジュニア・ビギナー大会(以降JB大会)をお届けしてみたのですが、今回は新べらクラブJr建立年となった2014年のJB大会に新べらクラブJr諸君が参加した模様をお届けします。

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2014年ジュニアビギナー大会

JB大会開会式26-4.JPG

開会式風景 



 この日Jrメンバー諸君から出場したのは、アラタ・カナタ・ゴウキの3名です。



 大会の開催は例年通り7月第一日曜日です。



実はJr諸君はここまで4月から日曜ごとほぼ毎週釣りをし続けてきています。



『新べらクラブJr』の旗揚げもして、JB大会へ鳴り物入りでの参加になっているわけですから、“ほとんどがこの日人生で初めて竿を握った周りのジュニア参加者”とは、一線を画していました。



当の本人たちは、おそらく「事実上新べらクラブJr同士の戦いだ」そんな感じを持ってこの大会に臨んだはずなのです.



さて大会は前回もご案内しましたが、多岐にわたる参加者でごった返します、道具も日研会員の愛用品を貸出し、道具立てから餌作りまですべて段取りをして差し上げ・・・、かてて加えて餌付けや振り込みなども、何せ全くの「ズブシロ」状態の参加者がほとんどのため、しっかりとサポートしなければならないのです。

ジュニア牧田さん.JPG

月形小学生小野君2.JPG

戸谷さん.JPG

上記3点はサポートありの面々

佐藤君.JPG

カナタ君.JPG

上記2点は新べらクラブJrメンバーのゴウキとカナタ

足立君.JPG

中学生にしてこんな美しい振り込みができる参加者も



ということで、経験者であるところの新べらクラブJr諸君はすべてを自身の手で為していくわけですが・・・さてどうなったのか?



カナタ・ゴウキはお見事へらゲットでしたが、前年度のJB大会小学生の部優勝のカナタがなんとオデコに沈んでしまったのです。

 アラタ君 (2).JPG 

アラタのヘラ 

佐藤君11.JPG

ゴウキのへら

あれっカナタはー?



これには当の本人は多くを語りませんでしたが、相当のショックを受けたはずです。



何せ、隣に並んだ全くのシロウト小学生(もちろんですが日研会員が確りとサポートしています)が、なんと2枚をゲットしたのです。一方では僅か2m隣の彼は・・・。



様々な原因はあるのでしょうが、「まだまだ」だったというところでしょうか。



へら鮒釣りは、思いのほか(実力以上)釣れてみたり、逆に全く(実力以下)釣れなかったりと、なかなか実力通りの結果は出てくれません。



釣果がある程度の歩留まり(実力通り)で安定してくるのは、やはり3年目ぐらいからでしょうか、カナタ本人は相当の自信を持ってこのJB大会に臨んだのですが、結果は本人にとって大変に厳しいものになってしまいました。



閉会式当初はいつもの彼のキャラクターからは遠く、意気消沈は想像の範囲でした。また、大きく傷ついたであろう彼のプライドを思うと、スギも自身の若かりし頃を思い返しなんともいえない気持ちになったものです。



ただ新べらクラブJrのムードメーカーでもある彼は、閉会式の中盤からは「いつもの彼」を取り戻し、気遣う仲間を逆に笑わせるほどの度量の大きさを見せてくれました。



これにはスギも感心させられました。





そしてここから3年が経過し技術的にはもちろん精神的にも成長した彼は現在主力メンバーとして活躍してくれているのです。



そうなんです、彼はこのオデコで、大きくプライドを挫かれ、それをバネに“何か”を、得たのです。



その得たものの何かの一つに、新べらクラブJrの仲間たちの温かい友情があったのだと、スギは確信しています。


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