SSブログ

2013年ジュニア・ビギナー大会の思い出



 前回の予告に従えば「ヒロ君の・・・」とのことだったのですが、これが彼の写真集め(特に古いもの)に時間がかかりそうなので、とりあえず日研北海道地区が主催しているジュニア・ビギナー大会について少々・・・。



 このジュニア・ビギナー大会(以降JB大会)は、昭和60年に日研北海道地区が建立された当初から続いている行事なんですが、「ジュニアやビギナーなど、次代を担うへら鮒釣り師を発掘するべく」のそれなんです。



 P7070048.JPG

開会式会場は例年どおりにボート舟着き場で

  

 一応『大会』と銘を打ってはいますが、参加者個々の技量には大きな差があり、「完全に出来上がっている」人や、「ズブシロ」状態のジュニアやビギナーまで、兎に角多岐にわたる参加が特徴の大会なのです。



 なぜ多岐にわたる参加があるか?そうなんですまずもって参加費は無料!!



 一方で賞品は釣具店さんなどの協賛もあり意外なほど豪華なので、「賞品狙い!!」の



参加が引きも切らないのです。





 



そんな長年続いているJB大会の中で、特に今回は新べらクラブJrの立ち上げ前年の2013年度のそれを、ご紹介してみることにしました。





JB大会の趣旨は前述のとおりですが、実は“小学生と中学生のへら鮒釣り会である新べらクラブJr”、その建立趣旨と全く重なる行事なのです。



つまりはここを掘り下げると、そのことで新べらクラブJrが立ち上がっていく過程が浮き彫りになっていくような気がするのです。





 この日は、ビギナーは“定年退職後の趣味に”との熟年者から、ジュニアは後に新べらクラブJrの主力組となる、アラタ・カナタ・ゴウキの小学生まで沢山の参加がありました。



 7月第一週、初夏の北海道・月形町皆楽公園沼での開催です。





 スギを始めお手伝いの日研会員は、道具を全く持ち合わせていないジュニア諸君やビギナーなど、彼らへの自前の道具の貸し出しやお店開きのお手伝いなど、はぁー!大会のスタート開始当初は大忙しです。



 順番に彼らの段取りを進めていく中、AさんBさんC・・・。



P7070052.JPG 

おれもう釣りできるシー (カナタ当時4年生)



 当然ですが順番でこなしていくわけですので、『最後の一人』はご機嫌斜めになりがちです。



 ましてや“分別の出来上がる前の小学生”では、それも仕方がないところですが・・・。

P7070053.JPG

おれの番まだー完全にふてってます(アラタ当時4年生)







 何とか仕立ても終わり、実は日研会員はここからが更に大変な作業となります。



 へら鮒釣りには悪くない時候の初夏とはいえ、野釣りです。



 これが「お見事!!」、意中のへら鮒を釣り上げることになるかどうかは『サポートに回っている日研会員のコーチィング次第』の側面があるのです。



 餌を作ってあげて、それを針に付けてあげる、ぐらいならまだまだ余裕なのですが、「振り込めない」「そーれっ」、「当たりって?」「はいそれ!!」、果ては「仕掛けが絡まったー」「・・・」。





 初心者をへら鮒釣りに目覚めさせる一番の特効薬はやはり一枚のへら鮒です。



 いやいやこれに勝るものはありません。



 どんな高説も、高邁な理論も・・・、「ガツン」からのー「ガバッ」が、遥かにそれらを凌ぎます。



 つまりは、サポート役の日研会員は、新べらクラブJr主催のスギも含めて、この日を含めたJB大会時は、それこそ必死なのです。





そうした中にあって、見事めでたし「やったー!!」となれば、彼らの無垢の笑顔は、



弾けるのです。



その“弾け”は、サポート役の日研会員の『最初の一枚の感動』を、呼び起こします。



そうなんです、どの日研会員にもその感動は確かにあったのです。



 だからこそ、手間を労苦を惜しまず“彼らにその感動を味わってほしい”その一点でのこの日なのでもあるのです。





 とまあそんな裏方の想いは、参加者にはなかなか伝わらないものです。



特には、サポート役の苦労などどこ吹く風のアラタ・カナタ・ゴウキ(後の新べらクラブJr諸君)は、表彰式まで天上天下唯我独尊で、やりたい放題です。



 更には、表彰式では最前列に陣取って・・・、彼らの視線は完全に「くじ引きのラッキー賞」に焦点が結ばれています。



 来賓のあいさつも、ましてやスギのそれなど右から左でした。

P7070054.JPG

あれ!!おれはあれがいい

P7070055.JPG 

コラーちゃんと話を聞きなさい

P7070061.JPG

優勝したカナタ、でも視線はラッキー賞に・・・



P7070064.JPG

 3位のゴウキ、もちろんラッキー賞はねらってます。





この日の釣果は多分10枚に満たなかったと記憶していますが、この時のJr諸君の釣り上げたときの笑顔は、いま2017年今年も変わらず続いてくれています。





まずは彼らが大人になるまでその笑顔が続き、そして今度は『その笑顔を作ってあげることができる』、そんなへら師に成長してくれると嬉しいところです。





さて次回は完全に未定でーーーす。




nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。